メンソール・メンソーレ
いつか死ぬその日のために、今をひたすら生きているヘタレ大学生の肥溜めブログ。

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葬の意味

 これもゼミ合宿で発表したものです。
 卒論の内容の一部になります。
 ネアンデルタール人の話は、昔国語の教科書で読んだ記憶があります。
 確か小学校高学年ぐらいの頃。


 合宿では、N村くんに「これは遺族から見た葬の意味として書かれていますが、
 死者側からの視点では葬の意味はどうだと考えますか?」と質問されました。
 そういえば書いてないやーと思った。
 というのも、葬儀屋さんのホームページを参考にしたから、
 遺族側からの視点になっちゃったんでしょうね。
 で、私が考える「死者側から見た葬の意味」はですね、


 葬儀という儀式で自分の事を知ってもらい、憶えていてもらい、
 思い出という形でみんなの中で生き続けるということ


 だと思うんです。
 だから、私たちは葬儀をするのでしょう。


 そして、「葬」という字を見て下さい。
 「死」という部分は、上のくさかんむりと、下の足の部分に囲まれてますね。
 この二つはどちらも植物を表しているんです。
 このことを踏まえて、レポートのほうを読んでいただけると、
 理解が深まると思います。








 初めて葬儀をしたのは、ネアンデルタール人ではないかという節がある。それは、死亡して埋葬されたとされるネアンデルタール人の化石の周りで、何種類もの花の花粉が発見されたからだ。
 つまり、ネアンデルタール人は死者を悼み、死者に花を供えた最初の人類であるのではないかということだ。
 しかし、花粉は単に風に運ばれてきただけではないのかという説もあり、正確な根拠はないのだが、私はこの時からすでに死者を弔うという習慣があったのではないかと信じたい。
 このネアンデルタール人の化石が発見されたのは1951年から1965年のことであるが、私たち人間が死者に花を手向けるという習慣は、はるか昔からあったことだ。
 だから、人類の祖先は既に死者を悼むということがわかり、死者を美化するために、美しい花で飾って、美しくしようと思ったのではないかと考られる。
 一般に、葬儀とは人生における惜別であり、死者の魂を弔うとか、仏教で言えば成仏という意味で行われる。
 しかし、葬儀というのは死者のためだけではなく、残された遺族のグリーフワークとしての意味もあるのだ。
 グリーフワークというのは、後悔・絶望・特に死別などによる深い悲しみ、悲痛、悲嘆の作業という意味である。
愛する者を失うと人は大きなストレスを受ける。そのストレスを開放しなければ心が壊れてしまう。そのストレスを開放するには悲しみや現実を直視し感情を吐露しなければならない。
その過程や作業をグリーフワークと言う。
つまり、葬儀とは断絶の始まりであり、回復の始まりでもある。葬儀における断絶とは、死者と死者が生前関わりのあった人々との永遠の別れという意味であると捉えられる。
 私たちは死者との思い出を美化し、悲しみを昇華するために葬儀を行うのだ。





【参考文献・資料】
葬送文化研究会 『葬送文化論』 古今書院 1993
奈良康明 編 『葬祭-現代的意義と課題-』 曹洞宗綜合研究センター 2003
小泉義之 『弔いの哲学』 河出書房新社 1997
人体の不思議展 http://www.jintai.co.jp/
鈴木葬儀社 http://www.sougi.com/index.html
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【2005/09/17 17:01】 就職活動 | トラックバック(0) | コメント(-) |

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