メンソール・メンソーレ
いつか死ぬその日のために、今をひたすら生きているヘタレ大学生の肥溜めブログ。

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『森と庭園の英国史』を読んでの感想




 この本を読んでいて、同時に遠山先生の講義を聞いていて、素直に感じることは、先生は英国の森の話が本当に好きなのだということです。講義の様子や、著書の文面からも楽しそうな雰囲気がビシビシ伝わってきます。
 ピーターラビットにおいても、くまのプーさんにおいても、私たち一般人にとってはただのキャラクターに過ぎなかったのですが、英国史をたどることでそのルーツが見えてくるというのも、非常に面白いものだと思いました。
特に、くまのプーさんが英国発だということを私は知らなかったので、自分でも調べてみて、なるほど、確かにくまのプーさんには兎(ラビット)も出てくるし、創作者はクリストファー・ロビンのお父さんで、イギリス人だと納得しました。
また、ピーターラビットについてのトリビアで、先生はもちろんご存知かもしれませんが、ピーターラビットのお父さんはマグレガーさんに捕まってうさぎパイにされて食べられてしまいますね。うさぎパイは英国の伝統料理ですが、このようにシビアな現実もシュールに書いてしまう英国童話はすごいと思います。
くまのプーさんでも、蜂蜜の食べすぎで太ってしまって兎の穴から出られなくなってしまい、1週間ほどのダイエットののちにみんなで引っ張ってもらって出ることができたというお話には思わず苦笑してしまったほどです。
現代の童話は甘すぎるほどにリメイクされていて、大人ではあまり楽しめなくなっているので、グリム童話の原作ぐらいシュールで苦いほうが、子供にとっても本当はおもしろいのかもしれません。
 また、ForestとWoodの違いについてや、森が特別に法で括られた区域だということで、英国ならではの森の神秘性を感じました。この聖なる森に、ピーターラビットやプーさんが住んでいるのかと思うと、ちょっと違和感があるような気がしますが、それはそれで面白いと思いました。
 他に、トマス・モアについても、少し興味を持ったので、調べてみたところ、『ユートピア』の2巻に「職業軍人はなく、侵略のための戦争は禁止されていますが、国土防衛のために国民全員が男女の区別なく民兵として訓練を受けている。」というような記述があり、このあたりに日本の憲法と似たような矛盾を感じました。ユートピアとは「どこにもない」という意味の、単なる理想郷に過ぎないのですが、モアの描いたような平凡な理想郷を好むあたりは、英国人ならではのセンスだと思いました。
 いつか、私もヨーロッパに行って、英国でアフタヌーンティーとスコーンを戴きながら、先生の著書を片手にまったりとすることができると良いです。それがそのまま私の理想郷になってしまうならば、私も英国人と同じセンスを持っているのかもしれません。
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【2005/08/23 23:04】 その他課題 | トラックバック(0) | コメント(-) |

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慧;ヶィ
  • Author:慧;ヶィ
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